既存の臨床データを用いた観察研究に関する情報公開(オプトアウト)
吉川脳神経外科(以下、当院)では、以下の臨床研究を実施しております。
本研究は、日常診療において当院を受診され、検査を受けられた患者様の診療情報(カルテ情報および画像データ)を二次利用させていただく「回顧的観察研究(後向き観察研究)」となります。
国の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究の対象となる患者様へ直接の同意をいただく代わりに、ここに研究に関する情報を公開し、拒否の機会を保障いたします(これを「オプトアウト」と呼びます)。
本研究の趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
- 研究課題名
「頭頸部および口腔内画像(舌と口唇を含む写真・X線・3D CT)の幾何学的解析に基づく身体アライメントと自律調整能に関する回顧的観察研究」
- 研究機関および研究責任者
・研究実施機関:吉川脳神経外科
・研究責任者:院長・医師 吉澤 卓(医学博士・日本脳神経外科専門医)
- 研究の目的と意義
現代社会における原因不明の身体の不調に対し、当院では骨格や神経系の「微細な非対称性」と、それに対する身体の自律的な調整機能の関連性に着目しています。
既存の頸椎アライメント研究の多くは2次元的な画像評価に留まっており、頭蓋骨に対する頸椎の立体的な回旋(捻れ)を捉える測定系は確立されていません。本研究は、3D CT画像上で頭蓋内の真の正中(大脳鎌平面)および水平回転軸(左右骨性外耳道)を定義し、これに対する第二頸椎(軸椎)の傾きや、舌の溝(縫線)の曲率等の指標を幾何学的に算出・統計解析します。
本研究により、客観的な身体アライメントの標準指標を構築することは、将来的な予防医学や自律的自己調整アプローチへの科学的基盤となり、地域医療および健康長寿社会の実現に大きく寄与する意義を持っています。
- 研究の対象者(期間および症例数)
・対象期間:2000年5月23日(当院開院日)〜 2029年3月31日
・対象となる患者様:上記期間中に、当院において臨床上の必要性から口腔内写真(舌と口唇を含む)、頸椎等のX線写真、頭部・頸部の3D CT撮影を行われた患者様。
・予定症例数:約100〜200例(初期パイロット解析30例を含む)
- 研究の方法
対象となる患者様の既存の診療録(年齢、性別、主要症状)および画像データを抽出します。専用の3次元画像解析ソフトウェア等を用い、幾何学的指標を算出・統計解析します。
本研究は既存データの解析のみを行う観察研究であり、患者様へ新たな診療手続き、費用の発生、お身体への負担(追加の放射線曝露など)は一切ありません。
- 個人情報の取扱いと匿名化
データを取り扱う際は、氏名、生年月日、患者ID等の個人識別情報を直ちに削除し、ランダムな「研究用コード」を付与する匿名化(連結可能匿名化)を実施します。個人識別情報と研究用コードを結びつける対応表は、当院の研究責任者が外部ネットワークから完全に隔離された安全な端末内で暗号化して保管します。学会や論文等で成果が発表される際も、統計的なデータとして処理されるため、個人が特定されることは一切ありません。
- 研究への参加拒否(同意の撤回)について
患者様またはその代理人様のお申し出により、いつでもご自身のデータを本研究に使用することを拒否(辞退)することができます。研究への協力を拒否された場合でも、今後の診療や治療において不利益を被ることは絶対にありません。ご自身のデータを提供したくない場合は、恐れ入りますが下記のお問い合わせ窓口までご連絡ください。ご連絡をいただいた時点で、該当するデータを速やかに研究対象から除外いたします。
- 利益相反(COI)に関する事項
本研究は、当院の自施設研究費によって実施されており、特定の営利企業や団体からの資金提供・援助は一切受けていません。研究の実施および結果の開示において、客観性と透明性を担保しており、開示すべき利益相反状態はありません。
- お問い合わせ・お申し出窓口
本研究に関するご質問や、研究への参加拒否のお申し出は、以下の窓口までご連絡ください。
・機関名:吉川脳神経外科
・担当者:院長 吉澤 卓
・連絡先住所:〒342-0005 埼玉県吉川市川藤850-4
・電話番号:048-984-3001
・受付時間:診療時間内(木曜・日曜・祝日を除く)
公開日:2026年6月15日